フリーランスを始めてみた

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バブル期を知ってる私の考え方は、寄らば大樹というか、大企業が強いと思っている。

たまたま偶然に、二十代に銀行の本店営業部という大きく(聞こえる)場所にいることができた。
日経新聞やCMに出ている会社の、今日の動きが肌で感じられて、面白かったし、世間勉強になった。

家で夕飯時のテレビニュースを見ていると、経団連の会長が何かコメント発表している。
「今日昼休みに、この方来てたわ、』
とか、
窓口で、別の会長さんに、
『先週の日曜討論、拝見しました!』
なんて接客していた。

でも、やってることは、大きな部隊の一歯車なので、どんどん辞めていく同期もいた。

昭和流ゴリゴリの先輩にしごかれて、辞めたい時期もあったのだが、弱小自営業の家に生まれたので、よせばいいのに、実に十年ちょっと勤めてしまったのだ。

アノ十年は、人生の選択として良かったのか。
時々、胃のあたりがすうっとすることがある。

特に肩書きができたわけでもなく、
わずかな僅かな厚生年金は紐付いたが(5年で結婚退職していった同期にはないらしい)

今の人たちを拝見していると、個人で勝負していく流れを感じて、素敵だ。

インスタ、 Twitterで自分を表現、説明できて、なんなら名刺がわりに、決済機能付きのHPとか、標準装備していく気がする。

一方私は写真や年賀状も夫任せで、スマホも最低ラインの料金設定、写真も綺麗に取れないし、自分のPCもない主婦である。

この低装備でやれることは、Yahooニュースを読む側、Google記事を読む側、ブログを読んでアフィリエイトショッピングをする側なのだが、コメント欄まで読んでも、もう飽きてしまった。

あと死ぬまでに20年あるかもしれないのに、この生き方は変えようと思った。

銀行員を我慢して我慢して、辞められなかったのを反省して、新しいことを風の時代に始めようと思って、フリーランスを始めてみた。